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サッカースクールをやめる時の流れ
家族ともども、期待に胸を膨らませ始めたサッカースクールでも、やめることを検討するケースも出てきます。
お子さんの興味が他に移ってしまったとか学業が忙しくなってきたというものから、さらなるステップアップを目指してスクールを変えたいというものまで様々でしょう。
ある一定の期間、お世話になってきたスクールを退会する場合の流れや注意点についてまとめていきます。
退会ルールについて再度確認しましょう
殆どの場合、サッカーを習い始めるときに退会ルールについての書面を渡されているでしょう。
また入会期間中、退会ルールに変更があった場合は変更の書面を別途渡されるケースが多いです。
スクールの退会を検討する場合はまず、初めにこれらの退会ルールについて書かれた書面を確認するようにしてください。
ホームページを所有しているスクールでは、ホームページ上に退会ルールが記載されている場合もあるので見てみましょう。
いつまでに退会を申し出ると当月中に退会できるかなど、支払うべきレッスン料に関する記載などもあるのでよく確認するようにしましょう。
本人と家族、場合によってはコーチと話し合いを
サッカースクールを始めるとき、お子さんから習いたいと言い出したケースも多いのではないでしょうか。
しかし、お子さんから退会したいと言い出した場合、家族とまず話し合いをすると良いでしょう。
まだ、続けてなにか得るものがあるのか、それとも退会したほうが子どもにとってメリットがあるのか家族でよく検討することをお勧めします。
子どもがもうサッカーを習い事としてやる必要性を感じていなく、納得したのであればそれまでですが、問題なのはサッカーに未練のある場合です。
他の教室に移っても同じような問題で続けたくなくなる可能性も出てきます。
サッカー教室の多くは入会金や、ユニフォーム代など授業料以外の出費もかかり、ほかの教室に移る場合、それらの費用を再度負担することになります。
子どもがサッカー教室での人間関係やコーチとの関係に問題を抱えてやめたがっている場合は一度、コーチや相談員に保護者同伴で相談すると良いでしょう。
相談することによって、解決できるケースもあります。
また、お子さんによってはスクールのレベルが合わず、さらにステップアップを目指して他のサッカー教室を検討することもあるでしょう。
もちろん、親子で情報収集をして移るスクールを決めることも良いですが、コーチに相談することでさらに良い選択肢を得ることが出来る場合もあります。
以前にスクールを移った仲間などから情報を収集するなどして、最善の方法を検討すると良いでしょう。
感謝の気持ちを伝え、挨拶をして退会
習い事を始めるときには、「お願いします。」と親子で挨拶をして入会をすることが殆どでしょうが、やめるときには何も挨拶せずに、親が退会書類を提出するだけというのは好ましくありません。
やはり、退会するときも親子で挨拶をしてコーチや仲間にお礼をいうと良いでしょう。
退会を決めたときは、親だけでなくお子さんも同伴でコーチに伝えるようにしましょう。
事務局に書類を提出するだけのスクールもありますが、退会を決めたらコーチにも直接その旨を伝える事が好ましいです。
様々な事情から、正直に理由を伝える事が出来ない場合は「学校の勉強が忙しくなり、部活に加入して帰りが遅くなってしまうので退会させていただきます。」といった、差し障りのない理由を言っても良いでしょう。
大切なのはお世話になったことに対して感謝の気持ちを伝える事です。
「今までお世話になりました。また、ご縁がありお世話になる事がありましたらよろしくお願いします。」などと伝えると良いでしょう。
学校でサッカー部に入ったり、どこかでまたコーチやサッカー関係者にお世話になるケースもありますし、スクールが同じだった仲間と高校などで出会うケースもあります。
また、お子さんにとっては何かを退会する場合のマナーを学ぶ機会になります。
スクールによっては、退会する子どもの保護者がコーチや、仲間にお菓子など挨拶の品を配る事が恒例になっている場合もあります。
これはお子さんに聞くなり、退会した知人や長く続けている保護者に聞いて情報を集めると良いでしょう。
サッカースクールを退会する場合、まずは退会ルールの確認をすることは必要不可欠です。
やめる事に少しでもまだ迷いがあるのであれば、親子でしっかり話し合って、決意を固めてから退会をするようにしましょう。
日本には「飛ぶ鳥後を濁さず」とい言葉があるように、スクールを退会するときはコーチやスクール側もがっかりしてしまうかもしれません。
しかしもし退会をきっぱりと決めたのであれば、礼儀正しくコーチや仲間にも感謝の気持ちを伝えてやめられると良いですね。
しっかり挨拶をせずに、書面だけで退会するのは避けるようにしましょう。
どこかでばったり出会い、コーチや仲間にお世話になる可能性もありますし、引き際にこそ、その人の人格が出ると考える人もいるので、お子さんにとっても学びの機会となるでしょう。