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サッカースクールは保護者会のようなものはある?
クラブや部活などのサッカーチームにお子さんを入れた親御さんの間でよく話題にのぼるのが、同じチームの親御さんが集まって活動する、いわゆる「保護者会」のこと。
チームを陰から支える大事な役割なのですが、トラブルの種になることも多いといわれます。
サッカースクールにも保護者会のようなものがあるのでしょうか?
保護者会はジュニアサッカーについてまわるもの
〇人手不足による保護者の協力
アマチュアのサッカーチーム、とくにジュニアのチームというのは多くの場合人手不足です。
いちばん人数がいる選手たちが子供なので無理もありません。
コーチとその他一、ニ名のスタッフではどうにもならないことが多いのです。
そこで裏方として活躍することになるのが親御さんたちで作る支援組織「保護者会」。
〇保護者の役割
送り迎えの車出しや引率
練習中のドリンクの用意
ビブスの洗濯など
地味な仕事をやってチームを支えます。
名の知れたクラブチームだとそういった必要性はかなり下がり、多くのことをスタッフがやってくれますが、それでも保護者のやるべきサポートはなにかしら発生するものです。
保護者会はお子さんの夢を応援するためのひとつの手段ですが、忙しい親御さんに無償の負担を強いるものでもあります。
また、サポートの仕事以外に親御さん同士の親睦イベントなども開かれたりして、人間関係が広がる反面煩雑なことも多いというのが現実です。
サッカースクールには組織としての保護者会はない
その点、サッカースクールには、サポート団体としての保護者会は基本的にはありません。
チームのように定期的に試合をする必要がなく、全員が一堂に集まらなくてはいけないということもないので、親御さんが組織だってやらなくてはならないことがほぼないからです。
当番制で何かをしたりすることも他の親御さんと打ち合わせをしたりする必要もなく、チームに参加するときと比べて非常に親御さんの負担が小さいのがサッカースクールの大きな特長です。
イベントとしての保護者会はある
ただし、スクールが保護者を呼んでいろいろと説明をするための会合としての「保護者会」はあります。
Jリーグ傘下のスクールなどに多いのですが、お子さんの人間的成長に重きをおくというコンセプトのスクールの多くが説明の機会を定期的にもうけています。
カリキュラムの解説や短期イベントの紹介など、基本的には聞いていればいいので親御さんの負担にはならないでしょう。
自主的に集まって送迎のやりくりをしていることも
また、スクールが公式扱いするような保護者会ではありませんが、
スクールやコースによってはそれに近い非公式のグループはあったりします。
だいたいは親御さんたちが自主的に作っている互助サークルのようなものです。
サッカースクールにお子さんを通わせるとき、いちばん気がかりなのが帰り道の安全です。
スクールは平日の放課後に通うのが基本なので、どうしても開始時間が夕方すぎになり、帰りは夜になります。
低学年のうちはそれでも日が暮れる前に終わるよう配慮されていますが、高学年になると練習時間も伸びるのでどうしても終わるのが遅くなってゆきます。
子供に夜道を歩かせることに抵抗のある親御さんは多いでしょう。
かといって共働きが多い昨今だと、スクールがあるたびにお子さんを迎えにいくのはなかなか難しいでしょう。
そういった悩みを持つ親御さんたちが集まって、交代制で送迎の車出しをやったりしているケースは時々あります。
声をかけて仲間に入るのもいいかもしれません。
「少年団」はサッカースクールではないので注意
クラブチームとサッカースクールの他に、ジュニアサッカーには多くの子供たちが参加している組織があります。
「サッカー・スポーツ少年団」です。
日本体育協会が主催している全国規模のジュニアスポーツ組織で、地域ごとに拠点があり、誰でも参加できて非常に安い費用でサッカーを教えてくれ、公式試合にも参加できるという敷居が低い団体です。
ですが、スクールに近い形でサッカーを教えてくれるとはいえ、保護者の負担という面では少年団はサッカースクールとは全く違います。
必ず保護者会があり、親御さんの仕事はクラブチームと比べても格段に多いといわれています。
また保護者間のトラブルも比較的多いので、少年団を安くて通いやすいスクールと考えるのは非常に危険です。
別物だと考えましょう。
保護者会がないサッカースクールは気楽さが魅力
ずっとサッカースクールでしかサッカーをしないお子さんというのはいないので、続けていればいずれは必ずサッカーチームに入ることになることも多いでしょう。
その時には保護者会の一員としてサポートの業務をする覚悟をしておかないといけません。
その点、サッカースクールは保護者の負担がないので非常に助かります。
サッカーチームに入れたあともサッカースクールにお子さんを通わせつづけている親御さんは多いですが、それも手をかけたくない場合はサッカースクールオンリーで検討するといいでしょう。